【Vol.386】 「セブンは最高益、イオンは減収」路線の違いが…
セブン&アイホールディングスとイオンの8月中間連結決算が10月3日に出揃いました。
今年は4月からの消費税増税、夏場の気候不順などの影響でスーパーが苦戦しているようです。
一方のコンビニは好調のようで、その両者の違いが顕著に表れています。
細かい数字は個別に調べてもらうとして、
前年同月比で見ると
イオンの営業利益は41.2%のマイナス
セブンの営業利益は 1.6%のプラス
イオンの純利益は91.4%のマイナス
セブンの純利益は 0.7%のプラス
という結果です。
イオンは増税後低価格を打ち出して消費者にアピールしましたが、
財布のひもは固かったようです。
セブンの方はコンビニの売り上げが全体の8割を絞めているということで、
価格の値下げよりはコンビニエンスの特徴を生かした戦略が功を奏したようです。
特にセブンイレブンを例にとると、
あのコーヒー「セブンカフェ」がフロントとなり価格も100円、150円という設定で
手ごろに一息つける飲み物と、サンドイッチやお菓子などのついで買いも
押し上げているのではないかと想像できます。
さらに、コンビニでは少々高額なプレミアム商品が並び始め、
これが消費者を満足させる味と品揃えもあり、
朝のセブンカフェ、夜のセブンプレミアという1日に2度の来店を促しながら
飽きさせない戦略生かされているように感じます。
イオンのスーパーではどうしても「1円でも安く」という主婦の買い回りが多いため、
少しの値上げにも敏感となり買い控えが起きているのではないかと推測できます。
イオンの岡田社長は、
「価格の安さをアピールできなかった」といい、
セブンの村田社長は、
「質の良い物への消費者意欲はある」と考えています。
今の景気が冷え込んでいる状況の中で、
どちらも生活を守るために必要なお店ですが、
消費者の心理状態を掴んでいるのはどちらだろうか?
と、
立ち止まって考えてみる必要はないでしょうか。
そのためには、消費者は何をどんな風に考えているのか?
財布のひもを緩めてもらう、少々高くても買い物かごに
入れてもらうためにはどうすればいいか。
そんなことを考えて自社商品のプレミアムが
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