【Vol.636】囲い込みという言葉が嫌いだ
■囲い込みという言葉が嫌いだ
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随分前のこのCRM通信で、
「囲い込みという言葉が嫌いだ」
と書いたことがありました。
この言葉、よく使うのは
大手企業や大手SI企業が
使いたがります。
そして経営者や
中途半端に顧客戦略の知識を持った
管理職などが、カッコつけて使いた
がる、とっても便利な言葉です。
でもこの言葉の意味として
「囲い込みは
私有地を塀で囲んで羊を飼う」
があることをあなたは
ご存知でしょうか?
このことから、僕はどうしても
「俺たちは顧客を操っている」
という上から目線の感じを受けるから
嫌いだと言ったんですね。
ただ、嫌いな言葉なんですが、現実問
題としてどこまで機能しているか?
を考えた時「囲い込み」という言葉を
使って、顧客を管理し、自分たちの
都合で情報を出して、果たして消費者
の心にどれくらい響くのでしょうか。
「顧客のためにしてあげている」
「顧客のために用意している」
「顧客のために●▲■×・・・」
といった気持ちがある限り、
いずれ顧客にはその思惑が伝わるし、
もしそうなったら顧客は離れ、
そしてもう2度と戻って来ないんじゃ
ないかというリスクもあるような
気がしてます。
組織が大きいなら、会社の指示に
ある程度従うしかありませんが、
でも、
現場の第一線で直に顧客と接している
のがあなたなら、
現場ならではの感覚で、
顧客を思う気持ちと接する気持ちは、
一線を画してもいいと思うのは
僕だけでしょうか?
あなたも良くご存じの
あのセリフが思い浮かびます。
「事件は
会議室で起きているんじゃない!
現場で起きているんだ!
でしたっけ・・・?(笑)
その結果として、あなたの
売り上げがあがって、しかも会社の
数字も良くなり、そして何より
お客さんに喜ばれれば、
「三方良し」
になるので、みんなに最高の
結果になるのではないでしょうか。
会社の経営者や上司から
「顧客を囲い込め」と云われたら
その場は「はいはい^^」と聞いて
おいて・・・
その裏の現場では、しっかりと
お客さんと対話し向き合える。
そんな場作りを心掛けてみると、
自然と良好な関係が継続できるの
ではないでしょうか。
ではまた明日!
CRM通信でお会いしましょう^^
■メール後記■
高校野球の地区予選が始まりました。
いよいよ夏に向かってGOですね!
ここ博多でも、7月15日の追い山に
向かって博多部が動き始めました。
男の尻を見たい方は、
博多の祭りの動きは要チェック!
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